【新唐人2014年8月21日】8月18日、河北省石家荘市の「毛沢東救星館」が不動産開発業者の強制立ち退きに遭いました。一方、警察は傍らで傍観するのみだったそうです。情報が伝わるとネット上では歓声が上がりました。
18日午後、不動産開発業者が制服姿の立ち退き隊員数十人を動員して、重機などで石家荘市の「毛沢東救星館」を強制的に取り壊しました。また館長に暴行を加えたうえ、毛沢東の肖像画を破り、展示品も道路脇に捨てました。
「毛沢東救星館」側の通報で警察が現場に現れましたが、警官たちは傍らで傍観するのみだったそうです。数十分後、展示館は跡形もなく、廃墟と化しました。
毛沢東展示館が強制立ち退きに遭ったとの情報が伝わると、ネット上では歓声があがりました。あるネットユーザーは「これは強盗と匪賊の衝突だろう」と揶揄しました。
福建省のネットユーザー 鄭さん
「歓声が上がって当然です。彼は独裁者で、数千万人を餓死させました。憤慨ではなく、骨にしみるほど憎んでいます。思考能力のある人はみな目覚めています。彼の悪事を皆知っています」
情報によると、「毛沢東救星館」は地元の毛沢東ファンである、朱家宝という定年退職した男性が管理していました。男性は「河北省一の毛沢東宣伝員」と呼ばれており、去年7月に事故で亡くなってからは、息子が展示館を管理していました。
河北省石家荘市 馬さん
「毛沢東時代に発動した文革では、私の家族も被害を受けました。自分の家族があの当時迫害で亡くなり、批判闘争され、拉致され、殴打されたのを思うと本当に悲しいです」
展示館は完成から5年未満ですが、ずっと改築工事を行っていました。8月17日、開発業者の立ち退き担当者は展示館側と翌日に会う約束をしましたが、18日、何の事前知らせもなく突然展示館を取り壊しました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/08/20/a1131789.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/李)